京セラを創業した、ご存知、稲盛さんの、会計で経営をしようという本です。
私自身も、最初のプログラムの仕事を辞めて、会計士の勉強を40日ぐらいした直後、25歳~26歳にかけて、京都の半導体業界の高粗利企業、ロームさんで経理とIRをやっていまして、実際にアメーバー経営のシステムが、入っていたわけですが、高粗利の秘密の一つは会計からやってくるわけですが、それに関して、稲盛さんから、渾身の一撃!というかんじの本です。
私自身はたまたまそれを垣間見ていましたので、その威力をしっているのですが、大企業を、各業界みてみたかんじだと、必ずしも兆円単位の企業といえども、会計が優秀とはいえないのをしっていますので、これ一撃でも、経営改善できるのは、そうだろうとはおもいます。
経理マンをやっていた時期におもいしったのは、もし、会社に一人でも超優秀な経理マンがいれば、その会社は世界企業にもなるのだろうなということです。
実際、ソフトバンクの通信事業も、最終、私が事業計画を書きましたが、当初の企画時点では人件費もコールセンター費用も一円も入っていないようなもので、あのままやっていては、事業は成り立たなかっただろうとおもいます。会計という点では、岡本清の本のあと、京都の半導体メーカーで鍛えた、原価計算で、ソフトバンクのADSLの原価は他社の3分の1に設計しましたから、一番になるのは当然だったのですが、、。ただ、競争相手にもなりませんでしたが、KDDIさんは、京セラ稲盛さんがやっていたので、まあ、どういう勝負になるかとおもったけど、意外と勝負にならなかったです。スピードも遅く、結局、KDDIさんの県間のファイバーを借りて、全国をつなげるという中で、KDDIがやった方が早いのに、結局事業展開スピードでまったく追いつけそうでもなかったですね。もちろん、私のような人間が、原価と事業計画をつくっていたかと、知る由もなかったでしょうが、それでも、当時の三和銀行で、事業の成否を精査していた方が、EXCELを、一つ一つ精査されて、電話がかかってきて応答したのは、色濃く記憶していて、きっと出世してらっしゃるとおもいますので、名前はきき忘れてしましましたが、もし、機会があれば、是非一度おあいしたいです。
というように、威力のある会計ですが、ただ、本読んだだけで、なにができるのか、もわかりませんが、、。
もし、実践されたい、経営者さんがいらしたら、まあ、お声がけください。タイミングと、気分がよければ、ご指南するかもしれません。
レポート: 亀田 勇人 日本証券アナリスト協会検定会員 / 国際公認投資アナリスト
海外拠点化の引越しに伴って、特に日本語の本を処分するにあたり、記録にのこしています。AIも人間の考えを捉えないと、人間と会話はできないし、AIが、自分を捉えないと、自分と意味のある会話はできないし。