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リーダーシップ アメリカ海軍士官候補生読本 NAVAL LEADERSHIP

2000年に、ロームから、ソフトバンクに転職して入ったときに、現金がほとんどなくて、入社して、中身がなくてびっくりした、ソフトバンクの株の方は、泣く泣く売らずに、CSKの株だったかを売って、現金をつくってデーパートの近くの方の丸善でかった本。その後、ソフトバンクの株は通信事業の再開で4分の1分ぐらいはもどったけど、まあすごいローラーコースターだった。

つまり、株より価値のある本。後日、元防衛大学の人に聞くと、防衛大学で読むらしい。

米国の大企業は、海軍出身の方が多く幹部にいたということだったが、日本の大企業も戦後、軍の規律に鍛えられた男たちが、世界を舞台にした新たな競争に駆り立てられていったわけですが、この本を読むと、その理由がわかる。

未知の環境、不測の事態に置かれて、そこからどう情報を集め、ストラテジーをつくり、守り、戦っていくか、ということが例えばかかれていて、ビジネスにも応用できるし、もちろん、ロボットなどは、まずは、センサーから情報をあつめて、そこから計算処理して、行動する、という風に動くのが普通なわけで、基本的に組織として生存することプラスアルファについての、おそらく人類史上最大のCAPEXを投入して得た知見がまとめられていて、かつ、人類史上最強の組織の知見であるゆえに、貴重だとおもうわけです。

映画、ターミネーターの中でも、サイバーダインと戦うのは最終的には軍隊的組織になるわけですが、人間の仲間達の間での判断や規律の程度が、ロボットとの闘いの核心に迫ってくると大切になるわけで、ロボットやAI産業に参画しようとする優秀な方々には、是非、根底から幅広くバランスのとれた知識も持っておいてほしいとおもいます。米国でも、中国でも、大きい本屋には軍隊の歴史や手法や空母や飛行機に関する書籍のコーナーがあり、政治的な判断は抜きにして、強かった将軍やリーダーについて、素直にその技を学べる環境がととのっています。日本にはほぼなくなってしまっていますが、最終兵器にもなりうる機械をつくろうとするものの責任も、認識しつつ、進んでいかれればとおもいます。

ちなみに、あまりしられていないかもしれないけども、いろんな年の改訂版があって、内容がまたそれぞれ違います。英語の本を手に入れればそれがわかりますが、残念ながら日本語版はある年のものを翻訳しているにすぎません。コンピューター産業も、おそらくロボットも同様ですが、日本語の本だけに頼って世界一にはなれませんから、皆さま、英語も、がんばりましょう。

 

レポート: 亀田 勇人  日本証券アナリスト協会検定会員 /  国際公認投資アナリスト
海外拠点化の引越しに伴って、特に日本語の本を処分するにあたり、記録にのこしています。AIも人間の考えを捉えないと、人間と会話はできないし、AIが、自分を捉えないと、自分と意味のある会話はできないし。

 

 

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